企業の方へ
クレジットを買う前に、何を買うのかを理解する。
カーボンクレジットは、ひとつの物語の結末です。土地、取り組み、測定、検証、そして登録。購入を決める前にその物語を見極め、購入後は根拠をもって伝えられるよう支援します。
1土地で
生産者が管理方法を改善したり、土地を再生・保全したりします。何を測定するかはプロジェクトで定めます。
2測定・検証
現地での測定と画像による測定。独立した検証機関が数値を確認します。
3発行・登録
各クレジットには、元のプロジェクトにひもづく固有の番号が公開登録簿で付与されます。
4企業による使用
オフセットに使うと、クレジットは御社の名義で無効化(償却)され、二度と使えません。
1クレジット=CO₂換算1トン。測定・報告・検証を伴う方法論に基づき、吸収・削減・除去された量です。出典:ブラジル法15.042/2024 第2条
由来
まず、農場全体を見ます。
全体の面積と、現在の区分から始めます。区画ごとに異なる歴史があり、そこからクレジットの由来が生まれます。土地を持つ人にとっても、購入する人にとっても。
- 1
農地
作物を育てる区画。
- 2
牧草地
家畜を育てる区画。
- 3
回復中
土壌や植生の回復が必要な区画。
- 4
保全された植生
在来の植生が守られている区画。
破線:敷地境界のイメージ
どの区画にも分析が必要です。自動的にクレジットが生まれる区画はありません。
説明用の図で、縮尺や割合は正確ではありません。実在の土地ではありません。
一緒に確認する質問
契約前の6つの質問。
どこから来たのか?
プロジェクトの所在地、土地の権利者、関わる人々。
プロジェクトは何をするのか?
再生、保全、管理方法の変更。どの取り組みが成果を生み、なぜプロジェクトなしでは起きないのか。
証拠は何か?
適用された方法論、測定、検証報告書、公開されている文書。
発行・登録済みか?
発行済みクレジット、将来のクレジット、単なる見積もりの違い。それぞれリスクが異なります。
リスクは何か?
永続性、火災、土地をめぐる紛争、評判、そして問題が起きた場合の対応。
何を主張できるか?
文書が裏づけないカーボンニュートラルや効果をうたわず、根拠をもって購入を伝える方法。
クレジットの種類
「クレジット」と呼ばれるものが、すべて同じではありません。
価格を比べる前に、段階を比べてください。リスク、時期、そして御社が言えることが変わります。
発行済みクレジット
検証を経て、登録簿に番号があります。排出量のオフセットに使用(償却)できます。
将来のクレジット
これから生成・検証されるクレジットの先行購入。プロジェクトの実現を後押ししますが、遅れたり実現しなかったりする可能性があります。
見積もり
プロジェクトが生み出し得る量の試算。計画には役立ちますが、成果として主張するものではありません。
御社との進め方
目的から発信まで、近道はしません。
1目的
何を、なぜ、いつまでに、どの対象に向けてオフセットしたいのか。
2基準
プロジェクトの種類、地域、クレジットの段階、必要な最低限の文書。
3由来と文書
クレジットの由来を、文書、リスク、未確認の点とともにご提示します。
4判断とメッセージ
明確な契約と、公表前の発信内容のチェック。
ESGと調達
説明責任が求められる判断のための、明確な基準。
調達、報告、発信が同じ物語を語れるよう、情報・基準・責任を整理します。
- プロジェクトとサプライヤーの選定基準
- 文書と証拠の整理
- 公表前の環境表示のチェック
- 炭素以外の便益(土壌・水・生息地)は独自の指標で扱い、自動的にクレジットの成果とはしません
私たちがしないこと
- 汎用的な「サステナブル企業」マークの販売
- 見積もりを検証済みの成果として扱うこと
- 文書の裏づけのないカーボンニュートラルの約束
よくある質問
企業の方からよくいただく質問。
クレジットを買えば、自社は「カーボンニュートラル」になりますか?
それだけではなりません。クレジットは、企業が避けられなかった排出をオフセットするものです。カーボンニュートラルを主張するには、排出量の算定、削減努力、それを裏づける文書が必要です。文書が支えられる言葉選びをお手伝いします。
クレジットが二重に販売されていないと、どうすればわかりますか?
発行された各クレジットには、プログラムの登録簿で固有の番号があります。御社が使用すると御社名義で償却され、その記録は誰でも確認できます。
ブラジルの自主的市場と規制市場の違いは?
法律15.042/2024により、規制市場であるブラジル排出量取引制度(SBCE)が創設されました。自主的市場も、自らの判断でオフセットする企業のために引き続き存在します。それぞれルールが異なるため、購入がどちらに当たるか確認する価値があります。
将来のクレジットは買う価値がありますか?
リスクを理解していれば、価値はあり得ます。クレジットはまだ存在せず、プロジェクトの実施と検証に左右されます。引き渡しが遅れたり実現しなかったりした場合の扱いを、契約に明記すべきです。
クレジットはいくらですか?
プロジェクトの種類、段階、量、市場によります。定価表は公開していません。公平に比較できるよう、提案ごとに由来・段階・条件をお示しします。
クレジットの購入をご検討中ですか?
御社の目的と意思決定の時期をお知らせください。まず確認すべきことをお伝えします。

